HAGSのサステナビリティ目標

地球のための目標

地球の資源を保護することは、健全でバランスのとれた環境を次世代に引き継ぐために不可欠であることを私たちは知っています。まだ目標には到達していませんが、私たちは継続的な前進を約束します。私たちの野心は、気候ニュートラルに向けて一歩ずつ前進することであり、その過程で私たちの行動、挑戦、そして学びを分かち合うことです。

以下に、私たちの地球に対する長期的、短期的、そして現在の持続可能性の目標を概説します。 

持続可能性プラネット

インフラを改善し、低炭素暖房技術に投資し、再生可能な代替策を検討することにより、2034年までに暖房用ガス消費量を2024年比で30～50％削減する。
(ESG：環境、ESRS：E1気候変動）

エネルギー効率の高い技術への移行、再生可能エネルギー源の導入、持続可能性をすべての事業慣行に組み込むことにより、2034年までに電力消費量を2023年比で50％削減する。エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーへの転換、植林と既存森林の保護の推進、電気自動車などの持続可能な輸送ソリューションの導入により、2030年までに温室効果ガス排出量を2023年比で50%削減する（パリ協定とアジェンダ2030による）。
(ESG:環境, ESRS:E1 気候変動)

気候変動への適応を会社の長期戦略に組み込み、持続可能な発展を確保する。2034年までに、気候変動適応戦略を設計および製造プロセスに完全に組み込む。すべての製品が、紫外線による劣化、多量の降雨と湿度、極端な暑さと凍結融解サイクルに長期間さらされることに耐えられるよう設計され、屋外環境における耐久性、安全性、持続可能性の新たな基準を設定する。
(ESG：環境、ESRS：E1気候変動）

断熱性の向上、暖房システムの効率化、行動的省エネ対策により、2025年末までに暖房用ガス消費量を2024年比で5％削減する。
(ESG：環境、ESRS：E1 気候変動）

的を絞った効率化対策、プロセスの最適化、省エネルギーへの取り組みにより、2025年末までに電力消費量を2024年比で15%削減する。
(ESG：環境、ESRS：E1 気候変動）

2026年までに気候リスクを評価し、異常気象に対する危機管理計画を策定する。紫外線、湿気、極端な温度に対する耐久性を高めるために、製品の設計と素材の適合を開始する。
(ESG：環境、ESRS：E1気候変動）

地域社会の目標

インクルージョンは当社のDNAに不可欠な要素であり、お客様、同僚、地域の関係者の声に積極的に耳を傾け、変化するニーズを理解し、当社がサービスを提供する地域社会をサポートするために最適な立場にあることを確認しています。Play for Allの理念の一環として、私たちはHAGSインクルーシブネットワークを立ち上げ、学識経験者、各分野の専門家、教師、保護者、そして子供たちが、私たちの製品が地域社会のニーズに確実に応えることができるようサポートしています。 

以下では、地域社会を支えるための長期的、短期的、そして現在の持続可能性に関する目標を概説する。 

持続可能性コミュニティ

2034年までに包括的な製品安全およびコンプライアンス・プログラムを開発・実施し、進化するグローバル規格（EN、ASTM、CSA）に適合させるため、製品全般にわたる継続的な第三者試験と認証を確保し、それによって製品の安全性と品質に対する持続的な信頼を構築する。
(ESG：社会、ESRS：S4 消費者・エンドユーザー）

2034年までにすべての製品カテゴリーにプレイフレームワークを導入・改良し、デザインツール、デジタルプラットフォーム、顧客エンゲージメントプロセスに統合することで、包括的でニーズに基づいた意思決定を可能にし、公共空間の創造においてすべての利用者が考慮されるようにする。
(ESG：社会的、ESRS：S4 消費者とエンドユーザー）

子どもたちが参加するプレイテストを定期的に行い、強固で継続的なユーザー主導のデザインプロセスを確立する。多様なステークホルダーとの継続的な協働のための包括的な協議の枠組みを構築し、革新性と包括性を確保するために、すべての新製品とプレイスペースのデザインを形成する。
(ESG：社会的、ESRS：S4 消費者とエンドユーザー）

規制要件と顧客の安全に対する期待の両方を満たすために、TÜVとIPEMAの試験を通じてEN、ASTM、CSAの安全規格への準拠を確保し、すべての関連製品の認証を取得する。
(ESG：社会、ESRS：S4 消費者・エンドユーザー）

2025年までに、専門家の意見、ユーザーの洞察、アクセシビリティ・ガイドラインを取り入れ、顧客や地域社会が、身体的、社会的、創造的、認知的ニーズに基づき、十分な情報を得た上で製品を選択できるような、ユーザー重視のフレームワークを開発する。
(ESG：社会、ESRS：S4 消費者・エンドユーザー）

ユーザー主導のデザインを実施し、子どもたちとのプレイテストを行い、直接的なフィードバックを集める。コンサルテーション・フレームワークを通じて幅広いステークホルダーを巻き込み、すべての新製品とプレイスペースのデザインに情報を提供し、協力する。
(ESG：社会的、ESRS：S4 消費者とエンドユーザー）

社員の目標

HAGSでは、社員がすべての活動の中心です。私たちは、協調性、尊敬、価値観の共有を基盤とした、健康的で持続可能な職場の育成に取り組んでいます。ウェルビーイングと能力開発をサポートすることで、HAGSの一員であることを誇りに感じ、チームが成長できる環境を作り出しています。

以下では、従業員に対する長期的、短期的、そして現在の持続可能性に関する目標を概説する。 

持続可能性人

2034年までに、適正かつ持続可能な労働条件を確保する全社的な枠組みを確立する。継続的な従業員からのフィードバックとエンゲージメント調査を活用し、雇用の安定、公正な報酬、ワークライフバランス、従業員の総合的なウェルビーイングを継続的に改善する。
(ESG：社会、ESRS：S1自社従業員）

体系的な後継者育成計画、HAGSアカデミーの長期的な利用、従業員からの定期的なフィードバックを通じて、2034年までに組織全体に平等、インクルージョン、継続的な学習の文化を根付かせる。全従業員が研修、リーダーシップの機会、キャリアアップの道を公平に利用できるようにする。
(ESG：社会的、ESRS：S1 自らの労働力)

モニタリングシステムとリスク軽減戦略の継続的改善を通じて、間接的なサプライヤーを含むサプライチェーン全体における児童労働リスクを排除する。倫理的調達において業界をリードする慣行を確立し、すべてのサプライヤーが児童の権利を守ることを保証する。
(ESG：社会、ESRS：バリューチェーンにおけるS2労働者）

2026年までに、国際労働基準および社内方針に沿って、安全な雇用、公正な労働時間、適切な賃金に焦点を当てた従業員エンゲージメント調査を定期的に実施し、労働条件を評価・改善する。
(ESG：社会、ESRS：S1 自社の労働力)

2026年までに、男女平等、研修へのアクセス、能力開発に重点を置き、全従業員の均等待遇と機会均等を推進する。HAGSアカデミー・オンラインを立ち上げ、能力向上を支援し、従業員エンゲージメント調査を活用して、包括的な能力開発のギャップと機会を特定する。
(ESG：社会的、ESRS：S1独自の労働力)

ユニセフの児童労働データなどの国際基準を用いて、児童労働リスクを特定し、対処するためのグローバルなリスク評価枠組みを導入する。全直接サプライヤーの行動規範における児童労働条項の遵守率を100％とし、サプライヤー・アセスメントの遵守率を95％以上とし、より高い透明性と説明責任を確保する。
(ESG：社会、ESRS：バリューチェーンにおけるS2労働者）

製品の目標

HAGSの製品は、柔軟性とモジュール性を重視することで、サーキュラーデザインの原則をサポートしています。HAGSの遊具や 公園・都市用家具は、部品の修理、改修、交換が簡単にできるように設計されており、寿命を延ばし、廃棄物を減らしています。このアプローチにより、資源の使用と環境への影響を最小限に抑え、持続可能性を確保しています。 

以下に、私たちの製品に関する長期的、短期的、そして現在の持続可能性の目標を概説します。

持続可能性製品

2034年までに塗料の資源効率を20～30％改善し、高度な塗料技術、工程の自動化、カラーポリシーの完全な統合により廃棄物を大幅に削減し、製品ライン全体でより持続可能で標準化された色の提供を推進する。
(ESG：環境、ESRS：E5 資源利用と循環型経済）

2034年までにEUエコラベル認証を500製品に拡大し、エコラベルを製品ポートフォリオ全体の標準として統合する。これにより、持続可能性の継続的改善を支援し、進化する規制と市場の期待に沿い、環境に配慮した調達プロセスにおけるアピールを強化する。
(ESG：環境、ESRS：E5 資源利用と循環型経済）

2034年までにLCAとカーボンフットプリントの報告を全製品に拡大し、環境性能データをポートフォリオ全体の標準とする。これにより、製品のイノベーションを促進し、CSRDの遵守を支援し、持続可能性の完全な透明性に対するHAGSのコミットメントを強化する。
(ESG：環境、ESRS：E5資源利用と循環型経済）

塗布プロセスの改善、バッチの最適化、スタッフ研修、カラーポリシーの実施により塗料の無駄を削減し、色の選択を合理化し、低頻度の特注を減らすことにより、粉体塗料と水性「顧客専用」塗料の使用における資源効率を2025年末までに5%改善する。
(ESG：環境、ESRS：E5 資源利用と循環型経済)

2025年末までに、定められた100製品についてEUエコラベル認証を取得し、環境性能基準を満たし、製品の透明性を高めることに重点を置く。
(ESG：環境、ESRS：E5 資源利用と循環型経済)

2025年末までに、定められた100製品のライフサイクル分析（LCA）とカーボンフットプリントデータを実施・公表し、持続可能な意思決定を支援し、顧客と規制当局の期待に応えるための透明性の高い環境影響データを提供する。
(ESG：環境、ESRS：E5 資源利用と循環型経済）

サプライチェーンの目標

私たちは、サプライヤーや従業員との間に、誠実さと尊敬に基づいた長期的な関係を育むよう努めています。パタゴニアは、製品について、そして製品がどのようにすべての世代にインスピレーションを与え続けることができるかについて、正直でありたいと考えています。忠誠心と信頼に基づく関係によって、私たちは目標を上回ることができ、地球への悪影響を抑えながらより多くのことを行うことができるのです。

以下に、当社のサプライチェーンに関する長期的、短期的 、そして現在の持続可能性目標を概説する。 

サステナビリティサプライチェーン

リスクを管理し、透明性を確保するためのグローバルなサプライヤー評価システムを構築する。納入の停止、行動計画の監視、必要に応じて関係の解消など、行動規範違反への対応を強化する。このプロセスは、グローバルサプライチェーン全体の倫理的調達のための企業文化に統合される。
(ESG：ガバナンス、ESRS：G1企業行動規範）

2034年までに、HAGSのビジョン、ミッション、企業価値を従業員が経験するあらゆる側面に完全に組み込む - 行動、意思決定、リーダーシップの実践を全社的に導き、新入社員教育、パフォーマンス管理、継続的な文化開発を通じて強化する。
(ESG：ガバナンス、ESRS：G1企業行動)

2034年までに、汚職と積極的に闘う、透明で誠実な組織文化を創造する。
(ESG：ガバナンス、ESRS：G1企業行動)

ローカルおよびレベル2のサプライヤーを評価し、サイト固有のターゲットを持つ組織サプライヤーに拡大する。定期的な評価を通じて、リスクの最小化と透明性の向上に重点を置く。行動規範違反が発見された場合、納入を停止し、サプライヤーとともに行動計画を策定・監視し、リスクが軽減された場合にのみ協力を再開する。
(ESG：ガバナンス、ESRS：G1企業行動)

日常業務においてHAGSのビジョン、ミッション、企業価値を実践することを推進するため、積極的な社内コミュニケーション、リーダーシップの連携、従業員エンゲージメントイニシアチブを通じ、2026年までに企業文化を強化する。
(ESG：ガバナンス、ESRS：G1企業行動)

汚職や贈収賄に関する疑惑や事件を予防・発見し、調査し、対応するためのシステムを見直し、改善する（全従業員に周知される明確な汚職防止方針の実施、会社の主要な業務分野における汚職を発見・防止するための義務的な研修の実施、定期的な内部監査の実施）。
(ESG：ガバナンス、ESRS：G1企業行動)